消防施設工事


建設業許可には、28種の業種があります。
ここでは、27『消防施設工事』について、要点をまとめます。

略号

『消』

建設工事の種類

消防施設工事

建設業の種類

消防施設工事業

内容

火災警報設備、消火設備、避難設備若しくは消火活動に必要な設備を設置し、又は工作物に取付ける工事

例示

屋内消火栓設置工事
スプリンクラー設置工事
水噴霧、泡、不燃性ガス、蒸発性液体又は粉末による消火設備工事
動力消防ポンプ設置工事
火災報知設備工事
漏電火災警報器設置工事
非常警報設備工事
金属製避難はしご、救助袋、緩降機、避難橋又は排煙設備の設置工事

類似した建設工事との区分の考え方

『機械器具設置工事』には広くすべての機械器具類の設置に関する工事が含まれるため、機械器具の種類によっては『電気工事』、『管工事』、『電気通信工事』、『消防施設工事』等と重複するものもあるが、これらについては原則として『電気工事』等それぞれの専門の工事の方に区分するものとし、これらいずれにも該当しない機械器具あるいは複合的な機械器具の設置が『機械器具設置工事』に該当する。
「金属製避難はしご」とは、火災時等にのみ使用する組立式のはしごであり、ビルの外壁に固定された避難階段等はこれに該当しない。したがって、このような固定された避難階段を設置する工事は『消防施設工事』ではなく、建築物の躯体の一部の工事として『建築一式工事』又は『鋼構造物工事』に該当する。

一般建設業許可における専任技術者の資格要件

68 甲種消防設備士
69 乙種消防設備士

特定建設業許可における専任技術者の資格要件

68 2年以上の指導監督的実務経験+甲種消防設備士
69 2年以上の指導監督的実務経験+乙種消防設備士

所定学科

建築学に関する学科
機械工学に関する学科
電気工学に関する学科

※「略号」は、「建設業許可申請書(様式第1号)」などで使用します。
※「建設工事の種類」は、「工事経歴書(様式第2号)」などで使用します。
※「建設業の種類」は、「建設業許可申請書(様式第1号)」などで使用します。
※「資格要件」の最初の2桁の数字はコード番号です。
※「資格要件」の準拠法、「専任技術者としての資格を有することを証明する資料」は次の通りです。
コード番号(11~34):建設業法(合格証明書)
コード番号(37~39):建築士法(免許証)
コード番号(41~54):技術士法(登録証)
コード番号(55~58):電気工事士法・電気事業法(免状)
コード番号(59)  :技術士法(登録証)
コード番号(61)  :民間資格(認定証明書)
コード番号(62)  :民間資格(合格証明書)
コード番号(63)  :民間資格(技術審査合格証明書)
コード番号(65)  :水道法(免状)
コード番号(66~67):職業能力開発促進法(技能検定合格証書)
コード番号(68~69):消防法(免状)
コード番号(71~98):職業能力開発促進法(技能検定合格証書)