建設業許可という制度がある理由
建築や土木の対象となる工事というのは、世の中のその他の工事や製品に比べて非常に高額です。
また、個性が強いので、簡単にやり直すことができないものです。
ですから、発注者の側からすれば、安心して工事をお願いできる業者が望ましいのです。
そして、その安心して発注できる業者であるかどうかを見分けるポイントが、建設業許可の有無なのです。
その上で、500万円以上の工事を請け負うには建設業許可が必須とされているのです。
いいかえれば、建設業許可を取得しないと、500万円未満の工事しか請け負うことはできません。
建設業許可申請で証明していること
建設業許可申請では、次の「3つのチカラ」があることを証明しています。
それは、経営力・技術力・経済力 です。
経営力は、建設業の経営に関与してきた実績などで。
技術力は、資格取得や指定学科卒業、実務経験年数などで。
経済力は、会社資本の規模や預金残高などで。
それぞれ細かく証明していきます。
建設業許可を取得した建設業者のメリット
建設業許可を取得することで、多くのメリットを受け取ることができます!
500万円以上の工事を請け負うチャンス!
500万円以上の工事を請け負うには「建設業許可」が必須です!
「建設業許可」を取得すれば、これまで取りこぼしていた工事も受注することが可能になります。
元請業者の期待に応えることで 受注量がアップ!
元請業者には法令順守やコンプライアンスの徹底など、さまざまな社会的要請があります。
この要請に応えるため、元請業者は日々、建設業許可を取得している下請業者を探しています。
現在発注先としている下請け業者には、建設業許可の取得を求めてきています。
これは、建設業許可を取得することが元請業者の評価をグンと上げることを意味します。
ここに、受注量アップへのきっかけがあります!
社会的信用が向上します!
元請業者のみならず、公共工事の発注者である自治体も建設業許可を非常に重視しています。
また、事業を拡大する際に借入をすることがありますが、金融機関もまた建設業許可を取得していることを確認し、評価します。
建設業許可を取得しているということは、社会的信用があるということでもあるのです!
今後は、建設業許可取得が当然という時代が来ると思われます。
この機会に、建設業許可を取得することをお勧めします。