タイル・れんが・ブロック工事


建設業許可には、28種の業種があります。
ここでは、10『タイル・れんが・ブロック工事』について、要点をまとめます。

略号

『タ』

建設工事の種類

タイル・れんが・ブロック工事

建設業の種類

タイル・れんが・ブロック工事業

内容

れんが、コンクリートブロック等により工作物を築造し、又は工作物にれんが、コンクリートブロック、タイル等を取付け、又ははり付ける工事

例示

コンクリートロック積み(張り)工事
レンガ積み(張り)工事
タイル張り工事
築炉工事
スレート張り工事

類似した建設工事との区分の考え方

『とび・土工・コンクリート工事』における「コンクリートブロック据付け工事」並びに『石工事』及び『タイル・れんが・ブロック工事』における「コンクリートブロック積み(張り)工事」間の区別の考え方は、根固めブロック、消波ブロックの据付け等土木工事において規模の大きいコンクリートブロックの据付けを行う工事等が『とび・土工・コンクリート工事』における「コンクリートブロック据付け工事」であり、建築物の内外装として擬石等をはり付ける工事や法面処理、又は擁壁としてコンクリートブロックを積み、又ははり付ける工事等が『石工事』における「コンクリートブロック積み(張り)工事」であり、コンクリートブロックにより建築物を建設する工事等が『タイル・れんが・ブロック工事』における「コンクリートブロック積み(張り)工事」である。
「スレート張り工事」とは、スレートを外壁等に張る工事を内容としており、スレートにより屋根をふく工事は「屋根ふき工事」として『屋根工事』に該当する。
「コンクリートブロック」には、プレキャストコンクリートパネル及びオートクレイブ養生をした軽量気ほうコンクリートパネルも含まれる。

一般建設業許可における専任技術者の資格要件

20 1級建築施工管理技士
22 2級建築施工管理技士(躯体)
23 2級建築施工管理技士(仕上げ)
37 1級建築士
38 2級建築士
77 タイル張り・タイル張り工
78 築炉・築炉工・れんが積み
79 ブロック建築・ブロック建築士・コンクリート積みブロック施工

特定建設業許可における専任技術者の資格要件

20 1級建築施工管理技士
22 2年以上の指導監督的実務経験+2級建築施工管理技士(躯体)
23 2年以上の指導監督的実務経験+2級建築施工管理技士(仕上げ)
37 1級建築士
38 2年以上の指導監督的実務経験+2級建築士
77 2年以上の指導監督的実務経験+タイル張り・タイル張り工
78 2年以上の指導監督的実務経験+築炉・築炉工・れんが積み
79 2年以上の指導監督的実務経験+ブロック建築・ブロック建築士・コンクリート積みブロック施工

所定学科

土木工学(農業土木、鉱山土木、森林土木、砂防、治山、緑地又は造園に関する学科を含む)に関する学科
建築学に関する学科

※「略号」は、「建設業許可申請書(様式第1号)」などで使用します。
※「建設工事の種類」は、「工事経歴書(様式第2号)」などで使用します。
※「建設業の種類」は、「建設業許可申請書(様式第1号)」などで使用します。
※「資格要件」の最初の2桁の数字はコード番号です。
※「資格要件」の準拠法、「専任技術者としての資格を有することを証明する資料」は次の通りです。
コード番号(11~34):建設業法(合格証明書)
コード番号(37~39):建築士法(免許証)
コード番号(41~54):技術士法(登録証)
コード番号(55~58):電気工事士法・電気事業法(免状)
コード番号(59)  :技術士法(登録証)
コード番号(61)  :民間資格(認定証明書)
コード番号(62)  :民間資格(合格証明書)
コード番号(63)  :民間資格(技術審査合格証明書)
コード番号(65)  :水道法(免状)
コード番号(66~67):職業能力開発促進法(技能検定合格証書)
コード番号(68~69):消防法(免状)
コード番号(71~98):職業能力開発促進法(技能検定合格証書)