水道施設工事


建設業許可には、28種の業種があります。
ここでは、26『水道施設工事』について、要点をまとめます。

略号

『水』

建設工事の種類

水道施設工事

建設業の種類

水道施設工事業

内容

上水道、工業用水道のための取水、浄水、配水等の施設を築造する工事又は公共下水道若しくは流域下水道の処理施設を設置する工事

例示

取水施設工事
浄水施設工事
配水施設工事
下水処理設備工事

類似した建設工事との区分の考え方

し尿処理に関する施設の建設工事における『管工事』、『水道施設工事』及び『清掃施設工事』間の区分の考え方は、規模の大小を問わず浄化槽(合併処理槽を含む。)によりし尿を処理する施設の建設工事が『管工事』に該当し、公共団体が設置するもので下水道により収集された汚水を処理する施設の建設工事が『水道施設工事』に該当し、公共団体が設置するもので汲取方式により収集されたし尿を処理する施設の建設工事が『清掃施設工事』に該当する。
上下水道に関する施設の建設工事における『水道施設工事』、『管工事』及び『土木一式工事』間の区分の考え方は、上水道等の取水、浄水、配水等の施設及び下水処理場内の処理設備を築造、設置する工事が『水道施設工事』であり、家屋その他の施設の敷地内の配管工事及び上水道等の配水小管を設置する工事が『管工事』であり、これらの敷地外の例えば公道下等の下水道の配管工事及び下水処理場自体の敷地造成工事が『土木一式工事』である。なお、農業用水道、かんがい用排水施設等の建設工事は『水道施設工事』ではなく『土木一式工事』に該当する。

一般建設業許可における専任技術者の資格要件

13 1級土木施工管理技士
14 2級土木施工管理技士(土木)
47 上下水道・総合技術監理(上下水道)
48 上下水道「上水道及び工業用水道」・総合技術監理(上下水道「上水道及び工業用水道」)
53 衛生工学「水質管理」・総合技術監理(衛生工学「水質管理」)
54 衛生工学「廃棄物管理」・総合技術監理(衛生工学「廃棄物管理」)

特定建設業許可における専任技術者の資格要件

13 1級土木施工管理技士
14 2年以上の指導監督的実務経験+2級土木施工管理技士(土木)
47 上下水道・総合技術監理(上下水道)
48 上下水道「上水道及び工業用水道」・総合技術監理(上下水道「上水道及び工業用水道」)
53 衛生工学「水質管理」・総合技術監理(衛生工学「水質管理」)
54 衛生工学「廃棄物管理」・総合技術監理(衛生工学「廃棄物管理」)

所定学科

土木工学(農業土木、鉱山土木、森林土木、砂防、治山、緑地又は造園に関する学科を含む)に関する学科
建築学に関する学科
機械工学に関する学科
都市工学に関する学科
衛生工学に関する学科

※「略号」は、「建設業許可申請書(様式第1号)」などで使用します。
※「建設工事の種類」は、「工事経歴書(様式第2号)」などで使用します。
※「建設業の種類」は、「建設業許可申請書(様式第1号)」などで使用します。
※「資格要件」の最初の2桁の数字はコード番号です。
※「資格要件」の準拠法、「専任技術者としての資格を有することを証明する資料」は次の通りです。
コード番号(11~34):建設業法(合格証明書)
コード番号(37~39):建築士法(免許証)
コード番号(41~54):技術士法(登録証)
コード番号(55~58):電気工事士法・電気事業法(免状)
コード番号(59)  :技術士法(登録証)
コード番号(61)  :民間資格(認定証明書)
コード番号(62)  :民間資格(合格証明書)
コード番号(63)  :民間資格(技術審査合格証明書)
コード番号(65)  :水道法(免状)
コード番号(66~67):職業能力開発促進法(技能検定合格証書)
コード番号(68~69):消防法(免状)
コード番号(71~98):職業能力開発促進法(技能検定合格証書)